原作は知らなかったが、同時期公開、同じような内容の「たそがれ .. >(続きを読む)
原作は知らなかったが、同時期公開、同じような内容の「たそがれ清兵衛」より、こちらの方が楽しめた。守銭奴の謗りを受けても、家族の為に人を斬り続ける寛一郎は「お仕事マシーン」とか呼ばれても家族のために必死で働き続ける日本のお父さんと達だぶる。変にアメリカナイズされた父親より、こういうお父さんが好きだなあ・・・。ま、国が豊かならそんな働く必要もないのだという事も、この映画でよく分かる。しかし、ストーリーも良かったし、鳥羽伏見の戦いでうまくピークを迎えたと思ったのに、そっから先がド長い。特に、切腹する直前の寛一郎の独り言が長すぎる。お前はなんだと。ハムレットかというくらい長い。あそこをもっとまとめたら、もっと良かったのになあ・・・。それと、個人的には新選組の隊服は青×白がいいな。