いいじゃないですか、これ。偶然TVで見て、実はびっくりしたん .. >(続きを読む)
いいじゃないですか、これ。偶然TVで見て、実はびっくりしたんですよ。同じくハーヴェイ作品である「ルル・オンザブリッジ」と同じ年の制作とのことですが、知らなかったので(期待して見たあっちよりこちらのほうがいいです)。余談ですが、私のことかなり映画オタクと思ってる方もいらっしゃるみたいなんですが、決してそうじゃないんです。
全然見てなかった時期も長かったし。単に人生も思い切り後半になったので、振り返れば観た本数が増えたな、というだけの話。だから、名画の作品名を聞いてもどんな作品か知らないこともしょっちゅうだし、ハーヴェイはかなりひいきにしているほうですが、出演作をまめにチェック、なんてことは一切しないし。これはほかの役者さんについてもですが。余談が長くなりすぎましたが、本作は、エルヴィスの活躍とその後の転落を知っている世代のほうがたぶん楽しめるでしょうね。最後、「で一体、何者だったの?」というのがあいまいに終わるところが、じんわりとした余韻を残していい感じ。ハーヴェイがエルビスに似てない点、そしてハーヴェイ以外が演じてもさしていいフィルムにはならなかっただろう、と思える点がいい。つまりハーヴェイ好きだったらぜひ見なくちゃ!の1本ですね。