ポール・ニューマンはどの映画に出てもポール・ニューマンで、し .. >(続きを読む)
ポール・ニューマンはどの映画に出てもポール・ニューマンで、しかもいるだけで目立っちゃう人。スターだから。ブルース・ウィリスもまたどの映画でもブルース・ウィリスで、やっぱりこの人もいるだけで目立っちゃう人。クセのある人気俳優だから。メラニー・グリフィスもどの映画でもメラニー・グリフィスで、やっぱりこの人もいるだけで目立っちゃう人。容貌なのかキャラなのか、なんか濃いから。なのにこの映画、三人ともがそれほど目立たず、我を張らず、地味なストーリーに馴染んでいる。元来持ち合わせた存在感が際立っているぶん、でしゃばらなくてもそれなりに印象に残る。言い換えればこの三人だからこそ、この地味なストーリーを引っぱってゆけたのかも。ジェシカ・タンディも、ちょい役フィリップ・シーモア・ホフマンも含めてけっこう個性的な面子が揃ってるのも効果的。キャスティングがうまい。にしても地味だ。