古い映画には当時は評価されていたのだろうけど時代とともに評価 .. >(続きを読む)[良:1票]
古い映画には当時は評価されていたのだろうけど時代とともに評価が落ちるものも多い。逆に時代に色あせないものや時代とともに魅力が増してくるものもある。この映画はまさに後者。
蓮っ葉なのに上品さのある新珠三千代もダメな男の愛しさ満開の三橋達也もほれぼれしてしまう。
ぽっちゃり体形になってからしか知らない轟夕起子も「青春怪談」と同じくらいのいじらしさ。
でもやはり主役は洲崎パラダイスと街の風景。
知らないはず時代の知らない風景なのに不思議な郷愁に誘われて気が付くと当時を知っているような懐かしさを感じてしまった。
50年以上前の映像なのに勝鬨橋も万世橋の欄干の石の表示板も今も健在。
映画の中から現在を探してしまった。そんな愛しさのある映画です。[良:1票]