ナウシカが現実離れしていても、ラストの金色の野で実は何の問題 .. >(続きを読む)
ナウシカが現実離れしていても、ラストの金色の野で実は何の問題解決もしていないのだとしても、いいのである。テーマは深いところにあり、考え出せばきりがない。映画では、あえて単純明快に美しい物語にして、自然と共に生きようというメッセージを自然に受け取れるようになっているし、原作はもっと複雑に重厚に自然との共生について掘り下げていく。敵ながら複雑な事情を抱えているクシャナ殿下は気になるキャラクターだし、虫愛ずる娘に冷たいナウシカの母親は不思議な存在感。久石譲の音楽が最高。