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<ネタバレ>モニカ・ベルッチのふりまく色気と、少年の劣情と妄想は、一見の価値あり。花柄のワンピースで街の真ん中を歩いていくシーンは、やっぱり印象に残る。妬まれても仕方ないなぁ、あれは。だからこそ、傷痍軍人の夫を抱え、皺ができて、派手な服を着なくなったマレーナを、街の女性たちが手のひらを返したように受け入れるシーンは、納得できるものがある。噂のリンチシーンは、迫力があるというか本当に暴力的で、観ていられないほどだった。ただ、マレーナに対する女性たちの残酷な仕打ちを怖いと思う前に、少年も含めた男たちのマレーナを見捨てる卑怯さのほうが、ひどい。特に美男子の大尉がマレーナをさっさと見捨てるシーンには、心が痛んだ。復員してきたマレーナの夫への態度なんか観てても、男のほうがひどいし勝手だ。