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<ネタバレ>デミ・ムーアは頑張っているのだが、方向として間違えているような映画。何が何でも出世したいっ!!!そのためには男にならなきゃ!!!というカンチガイのすごさとばかばかしさと、デミ・ムーアの力のこもった表情は、ある意味スゴイ。体当たり演技、の代表例。しかし、マスターチーフはどう見ても、最初からものすごく気を遣って、オニールをしごいている。案外ああいうのは日本国内でも、空手とか剣道とか武道系の場所に行くとありふれて見られる光景なのではないだろうか。「さっさとリタイアしてくれよ」という気持ちの反面で、どこまでやれるのか見てやりたいと思っているに違いないマスターチーフは、鬼と言うよりも公平である。というか、気になって気になってしょうがない、という感じもした。最終訓練の場面は、そこまでやりますかと苦笑するほど、なかなか迫力があって強烈だった。私は女性議員の動向が非常に気になっていたのだが、突然ミサイル回収話になってしまい、女性議員のことは一切消え去ってしまった。さらにマスターチーフがぎりぎりのところで、オニールを助ける行動に出てしまったので、ビックリ。そういう性格である自分を自覚して、鬼教官をやっていたんだろうけれども・・・・・・。マスターチーフ、今後はどうやって生きていくんだと思っていたら、そのまんま鬼教官を続ける様子。ある意味で、オニールより精神がタフな人物である。詩人でもあるモーテンセンが提案して、詩集を読み、詩を引用するマスターチーフが出来上がったそうだが、謎の人物像であった。