戦地にあって、民間人=非武装者なんてことがあるわけがない。そ .. >(続きを読む)
戦地にあって、民間人=非武装者なんてことがあるわけがない。そのような場所に武装兵を派遣して、現場指揮官が市民に射撃をする羽目に陥ったら、全部現場指揮官のせいである、という政府の態度に怒りを感じる気持ちは分かるが、その前になんか間違ってるような気がする。いくら国際法やガイドラインがあっても、実際の戦闘中にそれを守っていることなんかできないのが実情だろう。しかし、それを正当化するこの作品もどうかと思う。第一に、現地の、心ならずも戦闘地域で暮らさなければならない人々への、配慮や思いやりが薄い。元ベトナム兵が証言するためにやって来るエピソードは、いかにも軍隊の美談といった感じで、私は心情的に受け付けなかった。自衛隊派遣なんてやめて欲しい。