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<ネタバレ>ある日、亡くなった息子の遺品がすべてなくなり夫や精神科医から、すべては自分自身の妄想であると告げられた女性が、どうしてもその事実を受け入れられずに、自分の中にだけ存在する息子の記憶を頼りに、同じように娘を失った男性とともに、その事の真相を探りはじめ、「子どもたちはもしかしたらまだ生きているのでは?」と思いはじめ、その想いはやがて政府が隠し続けているある大きな事柄にまで迫ってしまうという内容を「愛という強い絆」を主題にスリリングに描いている点が楽しめました。特にジュリアン演じる女性が周りにことごとく息子の存在を否定されたり、事の真相を探るのを邪魔されたりしても、決してあきらめず母の強さをある存在に見せ付ける演技が良かったです。ただこういう映画は日本では少し受けられにくいかもしれませんね、非現実過ぎて・・・(汗)個人的にはこういうテイストの映画が好きなんで。なんか「Xファイル」っぽい感じもしますしね。予告を見たときから、どうしてもあの「ズバコーン!」と人や屋根が飛んでいる正体や意味が知りたくてうずうずしていたので、そのことが気になる方はご覧になった方がいいかもしれませんね。「ER」好きの私にとってはアンソニー(グリーン先生)が出ていたので嬉しかったです。まあ出番は少なめですが、彼のオロオロする姿も見れましたし(笑)ラストのオチについてはさほど驚くようなものでもありませんでしたが、「愛があればなんとかなる」というような強引なオチもジュリアンの演技でなんとか引っ張っていけているような気がしました。私には記憶を消されたとしても頭の片隅で強い想いが残るような愛する存在がまだいないので見つかればもっと楽しめたかもしれませんね。そういえば誰かも「必ず最後に愛は勝つ~♪」って言ってましたね(笑)