「せつない」という言葉が、これほどしっくりくる映画は、これを .. >(続きを読む)
「せつない」という言葉が、これほどしっくりくる映画は、これをおいて他にないでしょう。男とはこういうもので、女とはこういうものであるという差異をきちんと描いた上で、歩み寄り、愛を深めて行く男女のかたちが、こんなにも見事に描かれた映画を他にしりません。欧米ではテレザの「重さ」が、日本ではサビナの「軽さ」が、女性たちに憧れの対象として支持されたそうです。私はどちらも、それぞれに好きです。これは究極の恋愛映画だと思います。