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画の美しさに関しては言うはさらなりって感じです。原色の背景の中ピンクもライトブルーも着こなしてしまうドヌーヴ演じるジュヌヴィエーヴ、匂い立つ美しさというのは正に彼女のこと。本当に美しい。人間の行動って全て白とか黒とかつけられるものじゃないということを最近身にしみて分かりました。誰しもどこかに曖昧なグレーな部分があって、それが高じてひとを傷つけたり傷ついてしまったりする。そしてそれは普遍に流れている時間だったり傍にいるひとが傷を癒してくれたりしていつか引いていく…。人生はその繰り返し。生きてゆくことは、白黒つけるよりもむしろ、曖昧グレーな部分を上手に隠してゆくことかもしれない。「シベールの日曜日」以来、久々に魂をゆすぶられた感のある映画です。ひとを愛して、別れを経験したことのある方ならきっとどこかで共感できると思う◎[良:2票]