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<ネタバレ>前置きの部分がかなり長いのですが、退屈するほどではありません。ラッセル・クロウの捜査官は、特殊な技術や格好良いアクションがあるわけではなく、普通の手順の積み重ねで地道にターゲットに迫っていきます。何となく、昔の日本の刑事ドラマを思い出しました。デンゼルの麻薬王の方も、引くべきときは大人しく引いたり、マフィアのドンにありがちな仰々しい言動がなかったりするので、その辺が現実感があって意外に新鮮でした(弟たちの風貌が、いかにもその辺にいそうな一般人なのもよい)。ただし、最後の部分であっけなくまとまってしまったのは何とも物足りない。