ちっとも「追憶」に見えないのですが・・・終わった過去の切なさ .. >(続きを読む)
ちっとも「追憶」に見えないのですが・・・終わった過去の切なさというのは、現在との対比においてこそ効果を発揮するのですが、この作品では、2人が喧嘩したり元に戻ったりが繰り返されているだけで、時の流れに即した関係性の変化というものが存在しないので、全体が非常に単調な印象を与えます。スポットが2人に当たりすぎで、効果的な脇役が存在しないのも難点(したがって、作品の世界自体が制作側の思い込みのように感じられてしまう)。ラストで何とか形になったという感じ。