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<ネタバレ>ティナといえば、ミニスカワンピでステージを所狭しと駆け回り、頭を振って絶叫するあのアクティブライブの豪放磊落な光景を想起するのだが、その裏にはこんなに耐える側面があったとはねえ。アイクとは暴力問題で離婚したというのは知っていましたが、ここまでとは思いませんでした。そのアイクも、ステージではあくまでも終始冷静沈着にバンドを仕切っているのが、何とも言えない気分になる。●で、描写対象は多くがその夫婦問題で、バセットとフィッシュバーンの役作りの丁寧さによって、単調に陥ることは避けられていますが、脇役関係はもう少し使いようがなかったかな、とは思ってしまいます。それに対応して、音楽面はほとんどがアイク&ティナ時代なのですが、考えてみれば、アイク&ティナのデビューは1960年で、ビートルズやストーンズよりも早かったんですよね。逆に、この映画の後にもさらにキャリアを積み続けたティナの偉大さも実感します。