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<ネタバレ>前作から一転して、今度は列車内のシーンがあまりありません。そもそも、舞台自体、大動脈路線の特急という前作とは違い、田舎のほのぼのしたローカル線です。しかしその中で、母親がミヤコ蝶々、笠さんとの掛け合い多し、そしてマドンナをめぐってバタバタそわそわ、という、寅さんの原型といっても差し支えないような世界が展開されます。もちろん別作品なので、あのシリーズではお目にかかれないシーンや台詞もあったりして、そのギャップも楽しめるところです。最後もストンと落ちて(別な形で)ハッピー、というのも、こちらのシリーズならでは。