タイトル後のファーストカットから訪問者が訪れます。
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タイトル後のファーストカットから訪問者が訪れます。
この作品は玄関や扉付近でのお芝居が本当に多く、
それがこの作品のテーマであることを意味しているように思います。
他人との繋がりの場である玄関や扉の持つ比喩的な
出会いと別れの表現が全編通して大変うまく描かれていました。
音楽以外に興味のない男が、音楽を通して他者への
興味、関心を抱いていくという内容で、作り方が
強引ではなく、とてもスマートで心地良かったです。
1人ぼっちを平然と受け入れていた男が、
他者に興味を持ったことで孤独を知り、
ラストカットでのあの俯きかげんに、寂しそうにジャンべを
強く強く叩くシーンはとても心揺さぶられました。
アップが無くても彼の涙も想いもヒシヒシと感じれました。
社会と人間を丁寧に描いた優しい映画でした。[良:1票]