人間の可能性というのは上下左右どこにでも
無限大なのだと改 .. >(続きを読む)
人間の可能性というのは上下左右どこにでも
無限大なのだと改めて痛感させられる
実験内容でした。まさに、
惨たらしい実験をまじまじと見せつけられ、
うずうずする思いを
ひたすら鑑賞中抱かされました。
プラスでポジティブシンキングな
可能性、変化、成長というのは、
王道パターンであり、
むしろそれこそ映画の流れではありますが、
やはり本当の人間の姿を描くとなると
マイナスなネガティブな印象を受ける
可能性、豹変、狂気と化していく様の方が、
人間を観た気にとってもなるもんです。
実験を実験として、その中しか見せないところもまた、
その臨場感、現実味を強く抱かされた要因の一つに
あったように思います。
とにかく、グッと引き込まれるその引力は、
豹変の見事さ、残酷さ、えげつなさが、
あまりにも自然体で説得力に溢れ、
新鮮で納得せずにいられなかったからだと思いました。
人間とは、美しい生き物だ!なんて綺麗事を
軽はずみに言えなくなり、価値観さえも
変えてしまう驚異的な傑作だと思います。