日本にも昔、こんな素晴らしい映画あった事を始めて知った。静か .. >(続きを読む)
日本にも昔、こんな素晴らしい映画あった事を始めて知った。静かに始まるオープニング、それと共に流れる美しい音楽。父と娘の関係が細かく、穏やかに描かれていた。そしてゆっくりと急がず丁寧に進むストーリー。かと言って飽きたりはちっともしなかった。そしてあのラスト、言葉ではどんなに大丈夫と言っても心は嘘を付けない。独りになって、どっと寂しさが襲ってきた。あの切ないシーンも何故か美しく見える。古き日本映画は時代劇だけではなく、家族と言うものを題材にした、こんなにも素晴らしい作品がある事を知れて、そして観る事ができてとても幸せです。小津監督に9点!