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<ネタバレ>親の心を理解するのはとても難しい事で、親が望む事と子が望む事というのは口に出さなければ絶対にわからない。だけど“口に出す”事ほど難しい事はないと思う。この映画のように素直に向き合えないのが今の親子の姿で、親子というのはいつだってぶつかり合う。それは結果的に両方ともを頑固にしてしまう。で、この映画はそんな親子の心と身体を反対にした。僕にとってそれはすごく斬新で、すごくワクワクした。なんて言ったって、母親役はトゥルーライズで僕の心を激しく射止めたジェイミー・リー・カーティス。まさに厳しい母親って感じだ。そして娘役はファミリー・ゲームで一人二役をこなし、最近で音楽活動でも成功をおさめたリンジー・ローハン。これがかなり可愛い。そして歌が超上手い。そんな二人の息の合った演技と、親が子の心を直に触れ少しずつ理解して行く姿と、子もまた同じように親の心を理解してゆく姿は、観ているだけで本当に気持ちが良く、観賞後は爽快感で心が満たされました。また、影響されやすい僕はこの映画をきっかけにリンジー・ローハンのCDを買ってしまいました。という風に、この映画はとても影響力のある作品でもありました。