マイケル・マン監督の前作「インサイダー」と同じく「巨大勢力に .. >(続きを読む)
マイケル・マン監督の前作「インサイダー」と同じく「巨大勢力に立ち向かう男のカッコよさ」というメッセージは何となくつかみとれたけど、いかんせんテーマが「人種差別」とか「宗教問題」とか、そういう環境にない今の日本で育った(育ってしまった)僕にはいまいちピンと来ない話なだけに、モハメド・アリに感情移入ができなかったのが残念。その為客観的に観てたからか150分がすごく疲れた。全編のドキュメンタリー・タッチな手ブレ映像がそれに輪をかけていた。大胆な肉体改造を施してアリ役に臨んだウィル・スミスの役者根性に+1点。