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<ネタバレ>世界各国で様々な映画賞も受賞している評価が高い作品なので、どうしても過度の期待をしてしまいました。この映画のテーマは尊厳死、海の事故で四肢麻痺になった男が20年以上もこの状態の自分をもう死なせて欲しいと願う話です。実話がベースといった部分を尊重しているのか、製作側の尊厳死に対する意志はあまり感じられません、賛成でもなく反対でもなく中立、いや見守りながら静観といったところでしょうか、あくまで観る側の判断に委ねている感じがしました。テーマがテーマなので常に重い雰囲気なのですが、ラモンと神父が伝言で言い争うシーンが唯一笑えるところでした。もっと心が揺さぶられるのかと思っていましたが意外に最後まで淡々とした作品でした、主人公のラモンを演じた当時35歳のハビエル・バルデムに7点です(これにはびっくりでした~)。