近年はこうした作品がなかなか映画にならなかったのだけど、久々 .. >(続きを読む)[良:1票]
近年はこうした作品がなかなか映画にならなかったのだけど、久々に面白いのが出ましたね。
最近のSF映画というと、やたらとアクションでみせたり、異性人との第3種接近遭遇を見せたり、CGで派手にみせたりするばかりで、内容的に非常に重さを感じるSFって少なかったですが、これは物凄くテーマ性のはっきりとした、面白い映画ですね。
低予算であったから、逆にこうしたものが出来たのかもしれません。
非常に感心したのはガーティというサポートロボットだよね。物凄く無機質でありながら、彼の発する言葉や彼の行動というのは、非常に人間的であり、ガーティ自身のカメラの動きが人間の表情を思わせるような動きを表現するのは、この映画の面白さなんじゃないかと思います。普通に観ていれば、同時に、同じ人間と考えれば当たり前なんだけども、クローン同士の感情の持ち方というのは、ヒューマニズムを感じさせる面白い表現になっていたと思います。
低予算だからこその工夫なんだろうけど、派手さなんか無くとも、十分に面白いと面白い映画になっているし、SFファンなら、この映画は是非とも体験して欲しいと思う映画ですね。[良:1票]