<ネタバレ>面白い脚本だとは思います。ただし鴻上尚史はやっぱり映画監督と .. >(続きを読む)
<ネタバレ>面白い脚本だとは思います。ただし鴻上尚史はやっぱり映画監督というよりも、舞台演出家って感じが強いですね。物語の中で物語を想像するという演出はある意味「インセプション」に近い感覚にあると思うのだけど、その想像が非常にベタな舞台という演出になっている所で、苦笑しか出てこなくなるんです。多分、舞台だと演じている場面と想像している場面が同一線上に置かれるから、そういう事は無いと思うのだけどね。実際の脚本を書いている機械にMacBookProを使って、その脚本内で脚本家が使っているのがMacBookなんていう小ネタをはさんでいる余裕があるのなら、もっと他にエネルギーが使えたんじゃないかな?出ている役者も、設定されている範囲内で非常にいい演技をしていると思うけど、それ以上が見えてこないという事を考えると、これはやっぱり舞台の方が映える脚本ではないでしょうか?映画にするうえでは、もう少しこうした部分に配慮が必要だった気がします。