この映画は3つの見方が出来る。ひとつはアメフト映画として、ひ .. >(続きを読む)[良:1票]
この映画は3つの見方が出来る。ひとつはアメフト映画として、ひとつは人種差別問題の映画として、もうひとつは時代の世相を捉えた映画としてだ。アメフト映画としては実は描写が以外に少なくて残念だが、ちょっと玄人好みのプレイ(戦術)が出てきたり、なかなかの見所のある映画になっている。人種差別問題の映画としては、実に冷静に当時の状況を捉えていると思う。当時の背景が酷い時代だった事を考えると、敢えて差別を控えめに表現したのはチームの対立で表現させたかったのだと思う。映画全篇にわたる映画の音楽は当時の学生達が聞いていた音楽で纏め、合間には8ミリか16ミリで撮ったフィルムを重ねた表現というのは最近ではあまり見かけない表現だが、それがかえって当時を再現する良いものになっていたと思う。[良:1票]