ユダヤ人ネタとしては本当は比較してはいけないのだけれど、あた .. >(続きを読む)
ユダヤ人ネタとしては本当は比較してはいけないのだけれど、あたしは「シンドラーのリスト」よりはるかに上をいっているのではないかと思う。ユダヤ人の中の可哀想な面を見せるだけでなく、狡猾な面を見せる事で、戦争の狂気というのを見事に見せつける事に成功したのではないかなぁ。戦争映画好きとしては7.5cm歩兵砲(だと思うが)の射撃のシーンなんかはかなりしっかりと作られているようで感心したのだけど、自動拳銃の音が異様に大きかったりして、これって演出として音を大きくしたのかな、なんて思ってます。あと、これは映画への問題でなくて、邦題の問題なんですけど、ちょっと映画に合っていないような気がします。「戦場の~」という付け方で戦時下のユダヤ人ピアニストの生き様を見せつけようとしてるのだろうけど、実際のピアノを弾く場面はあのドイツ将校の前での1度で肩透かしを喰らったような感じが否めないです。