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こういったトーンの映画は嫌いじゃありません。本当に美しい映画でした。イレーネさんは本当に綺麗ですね。他の映画ではかなりピュアな印象だったので大胆な体を張った今回の演技には少し圧倒されました。この映画は岩井俊二監督の“Love Letter”と重なる部分があります。一人二役の20代女性、ひょんなことから郵便物を通じてお互いを知る設定、光と影の使い方、流れるような美しい音楽を使い、さまざまな恋愛模様を映し出す。岩井さんはこの映画を見て何か影響を受けたかどうかはわかりませんが、日本映画とヨーロッパ映画の意外な共通点を見つけてなんだかおもしろい気分になったのです。もっとヨーロッパ映画を見たいと思わせてくれた作品でした。