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<ネタバレ>「とんねるず」が登場するシーン以外はほぼ何も記憶に残ってなかったんですけれど、それでも「途轍もなくツマラなかった」ってことだけは覚えていて、そんなのをわざわざ、ケチつけるために改めて見る必要ないでしょ、と言われりゃ、その通りでして。
「1作目にウェズリー・スナイプスが出てたという印象が薄かったと思ったら、2作目で役者が代わってたからか」とか、「こんなところにランディ・クエイドが」とか、「デヴィッド・キースって、弱っちいイメージしか持ってなかったけど(ブルベイカー、愛と青春の旅だち、炎の少女チャーリー)、結構マッチョなんだな」とか。すみません、どうでもいいことばかりで。
トム・ベレンジャーがやや脇に下がって、チャーリー・シーンが、物語の中心、と言えるのかどうかもよくわかりませんがとりあえず最初にクレジットされてます。1作目の後、『ホット・ショット』なるツマラナイ作品でダメキャリアを積んできた彼、だもんで、まあ、本作でも、かなりのダメダメぶり。ギャグにもスポコンにも恋愛モノにもなり切れず、いかにも中途半端。
試合の場面をわりと多く取り入れてますが、こちらもつまみ食い以下の中途半端な描写なので、まるで盛り上がらない。弱かったチームが勝つようになってくるキッカケもよくわからず(このチームはイヤなオーナーがやってくると勝てるのか?)、最後のとってつけたようなワイルドシングにも、何の高揚感も感じられない・・・という、あまりのヒドさに、「このヒドさはちょっとズバ抜けているのではないか」と、逆に、見ててだんだんテンションが上がってしまったんですけどね。
いやはや、久しぶりに、見てみるもんです。