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<ネタバレ>リー・リンチェイとジェイソン・ステイサムが激突!ってんだから、さぞかしマーシャル・アーツをお腹いっぱい堪能できるのかと思いきや、すぐに銃が出てくるもんで、なかなか格闘アクションにたどり着かない。途中、ケイン・コスギが何とかリンチェイに食らいつき、見てる方としても「リポD魂でガンバレ!」と、つい力が入ってしまうのですが、イマイチ、見せ場を作らせてもらえず。じゃあしょうがない、石橋凌でもいいから頑張っておくれ、という訳で、終盤には一応、チャンバラ・アクションが。
最後の最後に、ようやくリンチェイvsステイサムの格闘にはなるのですが・・・この監督、こういうアクションには向いてないんでしょうね。「動ける男」たちを出演させた以上は、彼らの動きをもっと信頼してもいいだろうに、映像をムダに細切れにしたりムダにいじってみたり、どうこれカッコいい映像でしょ、といかにも言いたそうですが、その分、アクション自体のカッコよさが損なわれてしまって。
物語は、ラストにちょびっと意外性を持たせているのですが、こういうのも「おお、なるほどそうだったのか!」と思わせるものと「今さら何言ってるんだよ!」と思わせるものがあって、本作は残念ながら後者ですね。オチが単なる説明でしかない、納得感の乏しさ。
それにしてもあの、あちこちに貼ってあるニホンゴの標語モドキ(?)みたいなのは、一体何なんですかね。絶対、ワザとやってますよね、コレ。くれるのなら、一枚欲しいぞ。