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日本の『用心棒』とかという映画をパクッて一発当てた奴がいるので、それならオレは『座頭市』をパクッてみよう、という趣向でしょうか。何も無理してパクる必要も無いと思うのですが。主演のトニー・アンソニーという人が、製作、脚本。要するにこのヒトの映画。彼が演じる主人公はもちろん盲目のガンマン(じゃなかったら、この邦題なんなんだよ)。勝新気どりで、盲目の演技もノリノリ、しかしそもそもなぜ主人公を盲目という設定にしなきゃならなかったのかは、正直よくわからんのです(まあ、とりあえず「パクる」という発想だけがあったから、としか考えられないのですね)。「盲目なのに強い」というエキセントリックな役作り、は感じられず、この主人公、普通に弱いのです(笑)。顔は、勝新というよりは、新日本プロレスの中邑真輔選手に似てなくもないし、特にクネクネしている時の中邑選手の感じに近いですね。盲目というハンデ以前に、いつもフニャフニャニヤニヤしているこの主人公、基本的に弱くって、何かにつけ敵にヤラレちゃう(これがまた、「股間に爆弾をしかけられる」とか「ヒモで手足を吊るされ上下される」とか、バラエティ番組の罰ゲームのようなレベルだったりするのですが)。ただし、この激弱な主人公も、ごく稀に巧みなガンさばきを見せたり、イザという時はダイナマイトで派手な戦いを繰り広げたり、とりあえず普通レベルにはマカロニ作品らしいサービスを繰り広げております。あと特徴と言えば、やたらハダカが出てくることですかね、出演した女性は基本的に全員脱いでるんじゃないですかね。女囚映画みたいなシャワー(?)シーンがあったり。あと、天下のビートルズから約一名、出演しているというのも(主人公の仕掛けた意味不明のトラップにより、パンティに目が眩んで命を落としてしまう!?のだけど)まあ、特徴と言えば特徴でしょうか。そういう、平凡な作品です(笑)。[良:1票]