「トールキンの『指輪物語』は時代を超え、コンピュータRPGに .. >(続きを読む)
「トールキンの『指輪物語』は時代を超え、コンピュータRPGに大きな影響を与えた。CG技術の発達に伴いRPG的映像が巷に溢れ、それが映画へ与える影響が大きくなった今、映画が改めて『指輪物語』へと回帰することになったのは必然の成り行きである」←とか言って、『指輪物語』も読んでなきゃ、RPGもやったことのない私が言うんだから、超無責任、ウソ八百のデタラメなんだけどね。ふふふ。でも、何だかモットモらしいことを言った気がして、気持ちよかったりするのよねん。しかし実際のところ、当て推量で「よくわからんけど、きっと↑上記みたいなことなんちゃうけ?」とついつい思っちゃうような、そんな映画であります。全体的に視野が狭く、スペクタクル感が乏しい映像。ここぞという場面ではCGをジャンジャン使って、「とりあえずソレっぽいもの」を見せておく。画面だけ見たらあまり工夫のない、大した事無い場面でも、音楽を効果音みたいに多用し、それなりに盛り上げる。結局、なんだか長い時間かけて色んなモノを見せてもらって、コレといって強い印象は残らないけど、3時間グルグル振り回されて、そこそこ腹いっぱいになる映画、ですかね。それに、いくら「強い印象が残らない」と言っても、あの、大きいヒトと小さいヒトが出てくるのは、結構インパクトありましたよ(これが本作最大の印象)。