オープニングがカッチョよい。というか、ダサい。というか、もの .. >(続きを読む)
オープニングがカッチョよい。というか、ダサい。というか、ものすごーくアタマ悪い。シビレた。ジュリアーノ・ジェンマ演じる主人公は冴えないお掃除ボーイ、観てるとどうしても、悪魔の毒々モンスターにおけるメルビン君を思い出してしまう。しかしそこに現れた、渋くてダサくてカッチョよいオヤジ、リー・ヴァン・クリーフ! ジェンマにガンマン心得十か条を伝授していくのだが、これがどうも、非常に成り行き任せというか、テキトーにその場の思いつきで言ってるとしか思えない。でもジェンマは(何故か)メキメキ腕を上げていく。すばらしい。映画の内容的には、それなりにアクションを交えて飽きさせないものの、あまりまとまりは感じられない。俄然盛り上がるのはやはりラスト。両雄並び立たず、何はともあれ決闘!であるが、ジェンマが手にする「ドク・ホリデイの銃」などという味のあるギミック、そして添えられた手紙には元師匠の「これを読む頃には自分は死んでいるだろう」などという出来すぎた文句が。う~む。やっぱりラストもシビレてしまったのであった。そして私もガンマン十か条を反芻し、明日からの生活に役立てていこうと決心するのであった・・・。そんなバカな。