炭鉱の町を舞台に、スプートニク・ショックのさなか、ミニロケッ .. >(続きを読む)
炭鉱の町を舞台に、スプートニク・ショックのさなか、ミニロケット作りに熱中する高校生4人組の物語。次第に改良されていくロケット、だけどすべてが順調という訳ではなく、石炭採掘は斜陽産業、さまざまな紆余曲折が描かれます。映画のテンポの緩急の付け方が、お見事。
ロケット打ち上げの成否をじっと見つめる4人の視線、その姿の描き方は、まさにスピルバーグ的。人知れずロケット打ち上げを繰り返す彼らも、やがて町の人たちから「見つめられる側」となる。我々もまた、彼らを見つめ、そして煙の尾を引いて上空へとひた走るロケットを見つめる。いやもう、これだけで充分に感動的。
ジェイク・ギレンホールの人懐っこい顔が、映画にとてもマッチしています。