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この映画、なんだかクルーゾー警部が可哀相すぎて、ちょっと笑うに笑えない・・・完全に間男されてる上に、奥さんの浮気相手はよりによって警部の宿敵の大泥棒。後半、せっかくドタバタが盛り上がってくるも、あまりにもあんまりなラスト、これには笑いよりもタメイキが。結局、この映画ではクルーゾー警部って狂言回しにすぎないんですよね。ダメだ、クルーゾーに肩入れしすぎているせいで、あまり楽しめない。ところで、このヘンリー・マンシーニの音楽、一体どうしたらこんなメロディが思い付くんでしょうね。正直言うと私は映画よりクラシック音楽に入れ込んでおりまして、映画音楽等への思い入れもクラシック音楽へのそれに比べると数歩譲ってしまうのですが、それでも、ヘンリー・マンシーニのメロディ・メイカーとしての才覚ばかりはもう、もしかして音楽史上でも指折りかもしれんな、と畏敬の念を払っております。[良:1票]