凄い映画を見てしまった。最初の30分と最後の10分以外は全て .. >(続きを読む)
凄い映画を見てしまった。最初の30分と最後の10分以外は全てリアルなド迫力戦闘シーン。「戦場って本当にこうなんだろうな」と思わせる映像が続いていく。キース役の人は本人が出演したそうで、徹底的にリアルさにこだわったのだろう。自分のようなあまり深く考えない人は映像の凄さを、ドラマが好きな人はソマリア内戦や戦争の無意味さなどについて考えて楽しんでいただきたい。・・・あっ、でもラストの愛国的な言葉は要らなかったな。血と泥にまみれた兵士たちの映像でよかったのでは・・・さぞアメリカ嫌いの人に叩かれるだろう。プロパガンダだ云々・・・でも民兵側をも描こうとすると長くなるし、何より軍の協力を得られなかっただろう。民兵側の感情や行動に付いては、自分で補完するしかあるまい。そこのところは大目に見ていただきたい。しかし、戦争映画としては傑作の部類に入るのではなかろうか。何のドラマも存在せず、ただありのままの戦闘や恐怖を描き、特殊技術の使用でリアルに仕上げる。正しいCGの使用法だと思う。ブラッカイマーはさぞヒーローを登場させたかっただろうな。