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<ネタバレ>先日のオームの平田容疑者が出頭する直前にレンタルしてたということでワイドショーで取り上げられていたのを観てなんとなく興味を持ち見てみました。この監督さんは心の距離を描くのがテーマなんでしょうかね?以前見た他の二作品もこの作品と同じように男女が離れ離れになってしまう作品だったので。全編に渡って詩的な情景などこの監督の繊細な描き方はすごく好きなのですが、主人公があまりにも活力がなさすぎなうえに自己陶酔しすぎていてちょっと共感が出来なかったですね。SFだったらこんなキャラでも問題なく受け入れられましたが、現実の世界ではちょっと浮世離れしすぎているようで気持ち悪く感じてしまいました。逆に1話めの電車が動かなくなった時に相手のことを考えたりして不安で押し潰されそうになるところはすごい共感できました。終盤の秒速5センチメートルのタイトルが出て山崎まさよしの「One more time one more chance」が流れるプロモーションビデオのような部分だけなら10点満点です。ハッキリ言って他の部分は蛇足のように感じました。