<久々の再見で書き直し>女手ひとつで切り盛りする牧場の仕事や .. >(続きを読む)
<久々の再見で書き直し>女手ひとつで切り盛りする牧場の仕事や日常がかなりリアルに描かれてます。家畜の世話、出産や病気、畑の仕事など牧場の暮らしはどれも大変そうですが嘘っぽさがないのがいいです。倍賞千恵子扮する民子*はトラクターまで運転して農婦になり切ってるのが立派。近所の家族やハナ肇の虻田など、人の善意や人情が温かく心に響きます。渥美清の人工授精士はご愛嬌ですが、ムツゴロウ先生の獣医は飄々としていい味でした。吉岡君は子役の頃の方がいいかも、、淡々と描かれた日常から一転、ラストはお約束どおりというところですがボロ泣きです。
*「家族」「故郷」と本作の3本の倍賞千恵子の役名はみな民子。特に北海道に移住した「家族」は同名の風見民子ですから、いずれも感動的なこの3本は一生懸命生きる人たちを暖かく描いた3部作としてお薦めです。