斬首のシーンに始まり斬首で終わる、血なまぐさい16世紀のイギ .. >(続きを読む)
斬首のシーンに始まり斬首で終わる、血なまぐさい16世紀のイギリス王朝の歴史のひとコマ。
クラシカルな雰囲気や豪華な衣装で描かれるレディ・ジェーンと夫のギルフォードの悲劇はまるでロミオとジュリエットのようで涙を誘う。
ヘレナは賢くて美しかったというジェーンその人のようで、とても初々しいけどデビュー作とは思えないほど存在感たっぷりです。
飲んだくれの放蕩息子かと見えたギルフォードも理想と現実の落差に絶望してヤケになってただけだったんですね。ホント、美しい。
二人とも若者らしい正義感や理想で共感し心から愛し合うようになったのに、大人たちの政争に利用され若くして死ななければならなかったのはさぞ無念だったことでしょう。せめて二人が魂の楽園で再びめぐり合えたと思いたい。
この後スペインのフェリペと結婚したメアリーは跡継ぎができず、やむちゃさんも言及された「エリザベス」へと続きますが、ちょっと分かってくると面白くてつないでまた見たくなりました。