よかった。もう20年以上経つけど良かった。落ち目の銀ちゃんの .. >(続きを読む)
よかった。もう20年以上経つけど良かった。落ち目の銀ちゃんのクサイ演技も、ヤっさんの純情ぶりも小夏のけなげさもいい。平田満のヤスはひたすらやさしい。でも階段落ち前の大暴れなど愛する小夏にひどい暴言・暴力はそれまでのヤスの言動からは極端に変貌。いくら不安だとはいえ、ちょっと無理を感じるし違和感がある。池田屋のシーンの風間杜夫は大川橋蔵をホーフツとさせた。大好きな松坂慶子さまはここでもとても美しく、お上手で言うこと無し。ラストシーンはカットの声で本当に映画が終了。舞台のアンコールのように出演者が笑顔で並ぶ。いいシーンです。映画を作る楽しさ、喜び完成した満足感などといったものがひしひしと伝わる。3人による「鎌田行進曲」の歌声や作品中の音楽も盛り上がる。深作監督のはマル暴映画も他のも苦手、でもこれ1本で印象はアップ。階段落ちのスタントさんはほんとに死ぬ気でやったことだろう。見えないスタントさんにも拍手!