70年代には本当によくテレビで放映されており、子供心にワクワ .. >(続きを読む)
70年代には本当によくテレビで放映されており、子供心にワクワクしながら見たものです。まさに大人向けの本格的なSF映画という感じでした。たしかに人間をミクロ化させ、体内で繰り広げる冒険ファンタジーというアイデアはおもしろい。しかし特撮と映像が“売り”なだけに、今見直してみると時代をつくづく感じさせてしまう。これが「2001年宇宙の旅」や「猿の惑星」のように、人類の未来に対する強烈な文明批判や戦慄すべき警鐘が盛り込まれていれば、時代を感じさせない不朽の名作に成りえたかも知れない。ま、しかしSF映画史上、記録されるべき名作には違いありませんので、8点。