「パール・ハーバー」のようなアメリカ讃美ではなく、「プラトー .. >(続きを読む)
「パール・ハーバー」のようなアメリカ讃美ではなく、「プラトーン」のように
強烈な反戦メッセージも伝わってこない。
リドリー・スコットは歴史的事実を踏まえた上で、阿鼻叫喚の負け戦で展開される米兵達の
人間ドラマを、リアルな描写と共に描きたかっただけではないだろうか。
しかし、人間ドラマとしては余りにもありきたりだし、リアルな戦闘シーンなら
二度と見る気が起こらない「プライベート・ライアン」のほうが上だ。
アメリカ人にはどう映っているか知らないが、日本人の私としては
巨費を投じた単なる戦争アクションものにしか見えなかった。