無機質で鮮明な映像、クラシックを取り入れた効果的な音楽、皮肉 .. >(続きを読む)
無機質で鮮明な映像、クラシックを取り入れた効果的な音楽、皮肉をたっぷりと利かせたブラックユーモア調の演出…等々、いかにもキューブリック監督らしい作品だったと記憶している。とりわけ、マルコム・マクダウェル演じるアレックスが、「雨に唄えば」のテーマ曲を口ずさみながら中年女性をレイプするシーンが強烈で、今なおしっかりと脳裡に焼き付いている。近未来を舞台にした風刺映画の傑作にして問題作には違いないが、不快感が残りまくりもう一度観てみようという気にはなれない。