つんくによるプロデュース映画作品。全編オムニバス構成になって .. >(続きを読む)
つんくによるプロデュース映画作品。全編オムニバス構成になっており、それぞれ芸能タレントが担当。ちなみに、本作のメイキング―…つまり、バラエティ番組「つんくタウン」内で、映画の動向を放送していたのを良く視ていましたが、確か初題は「東京ダンス」でしたよね。それが例の“つんく流れ”で「東京ざんす」→「東京★ざんすっ」と、イケイケ調子で改変。そもそも主題に“東京”と付けたのは、東京の付いた作品は売れる…と言うゲン担ぎだった(それってマンガ本の話だろう)。…で、肝心の作品の方は、観ればどれも個性的では有るが、お世辞にも面白いとは言えない。野沢直子作は、なんだか良く分からないし、飯田かずな作は老人に未来系の衣装を着せてヘンテコワールド炸裂だし…、唯一観れたのは陣内孝則作のヤクザの息子VS警官の息子が運動会で…って言う作品ぐらい(タイトル忘れた)。全編通して観ても作品性に乏しいものが有る。…ただ、1話毎に約100万円と限られた予算の中、友情・身内出演で節約し多少自費を投じても映画を完成させたい…と奮闘するタレント監督の面々。金をかけて創る映画が全てじゃないサ…と言いたいのか、はたまた無謀な映画業界に巨費を投じたくなかったのか…。プロデューサーの真意は定かでは無いが、低予算で映画製作に挑んだ試みは買いたいとは思う。