確かに「マイノリティ・リポート」からの影響がアリアリ。おまけ .. >(続きを読む)
確かに「マイノリティ・リポート」からの影響がアリアリ。おまけに映像まで青を基調としたヤヌス・カミンスキー風だから、益々その感が強くなる。しかし、映画のスケールはグッと小ぢんまりしてます。「ユートピア」という組織の実態も良く解らず、主人公がナイワ・ニムリだけにこだわる理由や彼女のバック・グラウンド、そしてマインド・コントロールが解ける過程も割愛(舞台が南米なのかスペインなのかもはっきりしない)。予知モノというSFは細部のディテール(例えば予知と現実の僅かな違い等)がサスペンスを生むジャンルだと思うんですけど、スタイリッシュ風の映像だけに満足してしまって、題材の面白さを活かしきれずに終わってしまったという印象。「未来は自分で切り開ける」というテーマも今更…って感じです、4点献上。