<ネタバレ>谷崎潤一郎の永遠のテーマ・倒錯した純愛を、増村保造が鮮烈に描 .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>谷崎潤一郎の永遠のテーマ・倒錯した純愛を、増村保造が鮮烈に描いたラヴ・ストーリー。若い娘を嫁に貰って従順な妻に育てようとゆー、男の妄想を実行する中年ってのが馬鹿っぽくて良い。その目論見は案の定失敗して、女は正反対の性格になってしまう。夫も含めた男三人と同じベッドに入って、夫の横で若い男と平然と乳繰り合うとゆー、奔放を超えた女の馬鹿っぽさも良い。要するに、この二人はお似合いなのです。いつしか二人の関係は苦痛という絆で結ばれるようになる。ラスト、「俺にはお前しかいないんだ」と言う小沢昭一に、安田道代(大楠道代)も「アタシにもあんたしかいないのよ」と返す。そしておもむろに始まる乗馬プレイ。これには「月光の囁き」のラストよりも感動してしまいました、8点献上。[良:2票]