「復讐者に憐れみを」は未見。従って必然的に「オールド・ボーイ .. >(続きを読む)
「復讐者に憐れみを」は未見。従って必然的に「オールド・ボーイ」との比較になりますが、ユーモアと容赦ない描写の混在というパク・チャヌクのカラーはそのまま。噴き出した回数は本作の方が多かったですし、演出スタイルの完成度も本作の方が上だと思いますが、クムジャさんの復讐計画が凄くあっさり進行するので、物語としての面白さはとても「オールド~」には及びません。しかし「これで終わり?」と思った後、非常にブラックでシュールな展開が待ち受けてるのでご注意を。私自身は、このクライマックスの展開の所為で逆にテーマがボケてしまった様な気がします。こんな展開にする位なら、最初から復讐者の群像劇として組立てた方が良かった。ところで、このナレーションは娘ってことでいいんですよね? 6点献上。