一番の疑問は、多分に甘やかされて育った10歳のガキはこの映画 .. >(続きを読む)
一番の疑問は、多分に甘やかされて育った10歳のガキはこの映画が理解できたのか、ということ。高度経済成長期の中程までは、どの家庭でも子供が労働力として役立ってました。しかし子供が労働から切り離され、空いた時間ですることと言えば、弱者を殺してみたり、家の中で暴れたり、薬をやったり、引き籠もったり…。生きるというのは働くことです。これは何も油屋だけの掟じゃない。これを観たガキ共が、それを理解してくれることを切に祈ります。本編は音楽がやたらうるさいのが玉に瑕だけど、ベルリン映画祭金熊賞も納得の7点献上。