大学を卒業して久しぶりに故郷に帰ってみると、弟は既に新聞記者 .. >(続きを読む)
大学を卒業して久しぶりに故郷に帰ってみると、弟は既に新聞記者として独り立ちし、釣りの腕前共々、町では有名人になっている。颯爽とした職業、芸術的なフライ・フィッシング技術、遊び慣れたダンスのステップ、天衣無縫な性格…。司祭や教授とあだ名される兄にとって弟は自慢であり、眩しい存在であり、同時にコンプレックスの原因でもある。その弟にとっても、真面目で優秀な兄は自慢であると同時にコンプレックスの原因でもある。その所為で弟は、わざと無軌道に振る舞ってしまう。しかしやがて、自らの進むべき道がくっきりと目の前に現れた時、別の道を歩む兄弟はコンプレックスの対象から純粋に兄弟愛の対象へとなる…。映像とアメリカン・ノスタルジーに癒されて、6点献上。