日本に入ってきてなかっただけかもしれませんけど、まず典型的な .. >(続きを読む)
日本に入ってきてなかっただけかもしれませんけど、まず典型的なサバーブを舞台にしたヨーロッパ映画ということが珍しかった。そのライフ・スタイルはほとんどアメリカのそれと一緒、そして住人が極端に保守的であるという点も同じ(舞台はベルギーなんでしょうか、フランスなんでしょうか、若しくはパロディなんでしょうか?)。性同一性障害だろうが、女装趣味だろうが、ゲイだろうが、息子をそのまま受け入れてあげたい気持ちと、社会常識を振りかざす世間の目との間で苦悩する家族。映画としてはラストに救いをもたらした感もありますが、基本的にはある共同体から排除される異端者家族を描いている。しかし、まるでリカちゃんハウスの様な女性化への幼い憧れは、物語の主題を不明確にしてしまったと思います、6点献上。