数々の解説や監督本人の弁によると、本作は未来に対するポジティ .. >(続きを読む)
数々の解説や監督本人の弁によると、本作は未来に対するポジティヴなイメージを描いているらしいのですが、私も本作から「明るい未来」を感じることはとても出来ませんでした。逃げ込める先(=わがままの通る場所)が「夢の中か刑務所の中だけ」の「生きてるのか死んでるのかも分からない」クラゲ達。そんなクラゲが大量発生する未来が明るい筈が無い。彼らは社会人として生きる覚悟もヤクザになる根性も無く、唯々ぼんやりと光りながら上澄みの中を漂うだけ。「目的意識を持って努力すること」が美徳だとはとても思えないですけど、彼らよりはマシかもしれません、5点献上。