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西田敏行・岸辺一徳・山本太郎・寺島しのぶ・篠井英介など、一癖のある個性派俳優(岡村とトータス松本の方も、もう少し使って欲しかったなぁ・・・って思う)の演技はとても良くて評価できるんだけどねぇ、井筒和幸監督が作り出す映画全体の安っぽい雰囲気が全てをぶち壊している気がして残念。これじゃあ役者本来の良さなんか100%出ないよ。例えは変だが『ダシの出ない昆布』と一緒。あと冒頭から中途半端なバイオレンスシーンは辞めて下さい!勘弁して下さい!ヤクザとはいえ、コメディ映画に大量出血のシーンなんて必要ありません。小さい子供が見たら魘されて夜も眠れないことでしょう。だから出来ればこういうシーンはカットして欲しかったなぁ。というかタランティーノ君のパクリ?どうなの井筒さん!そして最期にニセモノJB。コイツ、本当に酷い!似てないのを通り越して呆れた。本物のJBを出すくらいの気持ちがなきゃ映画なんか撮っちゃだめだよ、井筒さん。「ここに巨匠がおるがな!」ていう彼のセリフに、僕が心から納得できる日は果たして来るのでしょうか?今のままじゃ無理です。[良:1票]